・最近よく聞くNFTのことっていまいち意味分からない…
最近よく聞き、世間を騒がせている「NFT」。
今回は、難しい言葉は一切使わずに、NFTについて解説します。
こんな質問にも簡単に答えられるようになります!
この記事では、以下のことを説明します。
NFTが世界を変える!
NFTの誕生によって、これまでの世界を大きく変えると言われています。
インターネットやスマホと同じように社会を大きく変える技術として注目されているのが「NFT」なのです。
NFT=デジタルの所有物
それでは、NFTについて解説していきます。
NFTは「Non-Fungible Token(ノン・ファンジブル・トークン)」の略です。
日本語訳すると、「非代替性トークン」と言います。
つまりは、「替えが効かない、唯一無二」ということです。
代替性はその逆、替えが効くものということになります。
ここまでは、なんとなく理解できたでOKです。
では、もう少しNFTを簡単にいうと…「デジタル所有物」です。
家や車、スマホなどは「フィジカル所有物」といえます。
これらのものは、現実世界に実際するもの。
それに対して、NFTとは、「デジタル所有物」です。
つまり、インターネット内で所有することが出来る写真などの自分の所有物というわけです。
自分で撮影した写真がNFTになる!と言っていたけれど、友達と共有することもある!
それは「唯一無二」と言える?
その通りです。
これまでは、デジタルは使い放題、複製し放題でした。
つまり複製できるということには、価値がなくなってしまうということなんです。
そこで、登場するのが「ブロックチェーン」という仕組みです。
簡単にいうと、「情報を記録するデータベース管理技術」のことです。
この仕組みは、記録を改ざんすることができません。
つまり、参加者全員で共有・運用する管理者不在のネットワークなので、記録を改ざんすることができないということなんです。
ブロックチェーン上の記録は、変更も削除もできないため、「本物だという証明書」になるんです。
NFTの知っておくべき5つの特徴
「替えが効かないデジタルデータ」ということを踏まえて、NFTの知っておくべき特徴を5つ解説します。
取引できる
NFTは自由な売買・譲渡ができます。
NFTを売買するマーケットプレイス(お店のようなもの)を通じて、やり取りがされています。
自在な設定
「メルカリで買った物」をメルカリで売った経験はありますか?
メルカリで物を売った時に報酬を自分が受け取ることができます。
メルカリでは、その商品を購入した人が、違う人に売ったとしても自分に報酬が入ることはありません。
しかし、NFTでは「二次流通で商品が売れた時に、作成者に報酬が入る」という設定をすることができます。
つまり、自分から買ってくれた人が、違う人に商品を売ったとしても、報酬を受け取ることができるようになるということです。
このように、様々な条件を設定することができます。
誰でも作ることができる
NFTは誰でも簡単に作ることができます。
プログラミングスキルや資格も必要ありません。
もうすでに所有しているものをNFT化することで、商品にすることも可能です。
破損や劣化がない
NFTは、ネットワーク上のデータなので当然、傷がついたり、ほこりをかぶることもありません。
デジタルデータ(スマホに入っている写真)なので、当たり前ですよね。
しかし、アートなどの分野では、これは革新的なんです。
メンテナンスが不必要、そして盗難されることがないので管理も必要なし。
「ほったらかしでOK」なんです。
物と同等の価値がある
例えば美術品やレアカードなどの物理的に「一点物・希少品である」という価値を、手に取ることのできないデジタル資産にもつけることができます。
デジタルデータでも「一点物だから価値が高い」ということを証明することができます。
すべてのデジタルデータはNFT化できる!
デジタルデータなら、なんでもNFT作品にすることができます。
「絵」じゃなくてもOKです。
パソコンやスマホで見られる、あらゆるデジタルデータは「NFT」になります。
愛犬の写真も、子どもが描いた絵も、素晴らしい風景を収めた写真も、恋人のために作ったラブソングも、NFT化することができます。
NFTが注目されたきっかけはツイート!?
NFTが注目を集めるようになったのは、2021年頃からだと言われています。
Twitterの創始者であるジャック・ドーシー氏が、自身の初ツイートをNFTとして出品しました。
それが、約3億円で売却されたことは、衝撃を与えました。
つまり、デジタルデータが高額で売買できることで注目されたと言えるでしょう。
ちなみに、テスラとスペースX、ツイッター(現X(エックス))のCEOであるイーロン・マスクも、
デジタルミュージックをNFTとしてオークションサイトに出品すると、1億円を超える入札が行われました。
これらの出来事は、一例ですがNFTの資産価値が認められ、市場が形成され得たことを表しています。
NFT始めるためのロードマップ
NFTを始めるための基本的なステップ6つを紹介します。
仮想通貨取引所に口座開設
NFTを始めるには、まず仮想通貨が必要になります。
ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨を入手するには、仮想通貨取引所の口座を開設する必要があります。
国内のどこの仮想通貨取引所でも、口座開設は無料です。
僕がはじめて開設したのは、「DMM Bitcoin」でした。
コチラの記事で解説しています。
やってみてください。
あわせて読みたい
仮想通貨をゲットする
次に、仮想通貨を購入します。
作った仮想通貨取引所の口座に日本円を入金し、仮想通貨を購入します。
イーサリアム(ETH)という仮想通貨を購入しましょう。
購入するのは、イーサリアム(ETH)という仮想通貨
NFTの売買は、ほとんどがイーサリアム(ETH)で行われます。
仮想通貨取引所には、たくさんの取扱通貨があります。
安いからといって購入してしまうと、NFT購入には非対応で購入できないということがあります。
メタマスクを設定する
「メタマスク」とは、インターネット上の「お財布(ウォレット)」です。
このお財布に購入したイーサリアムや購入したNFTをが入ることになります。
お買い物に行く時には、お財布を持っていきますよね。
この感覚に近いです。
しかし、実物の財布ではないので、インターネット上で管理します。
ウォレットで最も利用者が多いのが「MetaMask(メタマスク)」です。
「キツネ」のマークが目印です。
早速、メタマスクを導入しましょう。
5分で完了できます。
仮想通貨をメタマスクに入金する
仮想通貨取引所で作った口座からは直接NFTは購入できません。
なので、メタマスク(ウォレット)に、仮想通貨取引所で購入したイーサリアム(ETH)を送金する必要があります。
全てインターネット上で行います。
もしも、間違って違う人の口座に送金してしまっても、その仮想通貨はほぼ手元に戻ってきません。
手順を理解して、何度もチェックして正確に行うことが大切です。
NFTマーケットプレイス・OpenSeaに「登録」する
いよいよNFTマーケットプレイス「OpenSea(オープンシー)」に行きます。
OpenSea(オープンシー)とは、NFTのデパートのようなものです。
インターネット上にあるOpenSea(オープンシー)というお店に商品を探しに行き、気に入ったものがあればそこで購入するというイメージです。
とにかく、たくさんのNFTがありますので見に行ってみましょう。
OpenSeaでNFTを買う
OpenSea(オープンシー)で気に入ったNFTが見つかれば、MetaMask(メタマスク)に入っているイーサリアム(ETH)で購入するだけです。
購入したNFTは、ウォレットで管理されます。
これであなたもNFTホルダー(NFTを持っている人)です。
今回は「NFTの基本」について解説しました。
今後注目される分野ですので、理解しておくといいでしょう。